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ヨガの呼吸法と「荘子」

私は 体を動かすのが好きだ。中高時代はテニス部だったし、サマーキャンプでは、乗馬やウオータースキー、も挑戦した。学校のPhysical Education(P.E.体育)では、グラス・ホッケー、にフロアー・ホッケー、フットボール、アーチェリー、ポロ、ジャズダンス、etc.結構色んなスポーツを体験した。
体をこわしてからは、激しいスポーツ→穏やかなストレッチ運動を重視するようになった。
ヨガや、ダンベル、自彊術、デユーク更家ウオーキング、ハリウッド・ヨガ、ピラテイスなど、”体に効きそうなもの”は 好奇心をくすぐられ、とりあえず試した。体調に合わせて、ジャズやヒップホップでも聞きながら マイペースで筋肉をのばす。
速筋だけでなく遅筋もしっかり働くのを確認しながら息をはく。大腿筋を使うときは、そこに意識を集中する。じんわり汗をかくのが気持ちいい。
呼吸法を取り入れたストレッチというのは、筋肉のみならず、内臓にまで気がめぐり、血液循環やメタボリズムを改善、心と体のバランスを調えるらしい。
そんな講釈を考えながら もくもくと 身体にメッセージをおくる。

そして、身体が柔らかくほぐれたとき、脳内活性もうながされる。
荘子は、「真人とはどういうものか」という問いに対して、「荘子」の中でこう答えた。

真人の息は踵(かがと)を以てし、衆人の息は喉を以てす(もってす)

”昔の真人(道理を悟った人)は、逆境のときでも無理に逆らわず、隆盛のときにも勇み立たなかった。失敗があってもくよくよとせず、うまくいってもそこで自分で満足してしまうことがない。こいう真人の心のありようを象徴するものとして、荘子は、深々とした息の仕方をあげている。
衆人の息の仕方は、喉でするように浅い。対照的に、真人の息は、踵(かかと)から吸って息を全身に行きわたらせたあとに、ふたたび踵からゆっくりと吐き出していく、深く静かな呼吸法である。からだに力みがなく、全身がリラックスしている必要がある。
赤ちゃんのからだは無駄な力みがないので、息が深く、一息ごとに全身が息のリズムで波打っている。踵を通して息をするイメージで呼吸をしてみることにより、小さなことにくよくよしない、ゆったりとした真人の心もちに近づくことができる。”
  ~斎藤 孝 「声に出して読みたい日本語」 六:芯が通る・腰はらを据える から抜粋~

赤ちゃんの呼吸に触れていたが、赤ちゃんは、おっぱいを吸うことで鼻呼吸を覚える。
あの小さなからだで、赤ちゃんは、本能的に深く呼吸する”鼻呼吸の達人”なのだ。
なぜに、大人になると、口呼吸になってしまったり、浅い息しかできなくなってしまったのだろう?!
なぜか、私は、意識をしないと鼻呼吸がおろそかになっている。
鼻は、温度調整や花粉や細菌からガードする機能を本来備えているのに、私も含めて現代人は、鼻呼吸が苦手な人が少なくない。口からの呼吸ばかりしていると、ドライマウスを誘発しやすいし、免疫力が低下しやすく風邪をひきやすくなる。そこまで、分かっていても、なぜか変な癖がついていて、口を、ぽか~んとしがちなので気をつけなければいけない・・・。(汗。)

赤ちゃんの頃は自然にできていたことなのだ。思い出さねば~である。O(*^^)O ♪

by inner-vision916 | 2005-09-30 16:42 | 哲学